常設展示
神戸大学史展 百年の歩みと展望
神戸大学百年史編集委員会

 

神戸大学は、1902(明治35)年に高等教育機関として設置された神戸高等商業学校を創立基盤としており、百年をこえる歴史をもっています。神戸大学のこうした百年の歩みを回顧し、将来への展望を得るために、神戸大学百年史編集委員会は、「神戸大学百年史」を刊行しつつあります。神戸高等商業学校をはじめとするいくつかの前身諸学校に源流をもつ本学が、それらの前身諸学校からどのような遺産を継承し、それをいかに生かして今日の総合大学に発展してきたのかを詳らかにすることは、次代の神戸大学にとっても有意義なことと言えましょう。

創立百年という長い歴史を有する本学には、多くの文化的・歴史的遺産が蓄積されています。そこで、「神戸大学百年史」の準備過程で確認された大学史関係資料にもとづき、神戸大学の百年の歩みをたどる展示をすることになりました。明治・大正・昭和・平成と時代の流れを背景に、前身諸学校・機関の起源を考慮して、神戸病院に起源を持つ機関・学校及び兵庫県立医学専門学校・兵庫県立医科大学(後に神戸医科大学)、兵庫県師範伝習所等に起源を持つ学校、神戸高等商業学校・神戸商業大学・神戸経済大学をまず配し、つぎに神戸高等工業学校(後に神戸工業専門学校)、姫路高等学校を配しました。そして、戦後設立された兵庫県立農科大学(後に兵庫農科大学)をとりあげるとともに、総合大学として誕生した新制神戸大学を配することにいたしました。また展示品の選定にあたっては、学校の設立・運営・教学・研究に関する諸資料や学生生活の諸記録、それに初代校長をはじめ、授業風景・校舎等の写真を収集し、ご高覧に供しました。神戸大学の歴史についてのご理解を、より一層深め、新たにしていただけることを願うものです。

神戸大学百年史編集委員会では、この趣旨に基づき下記の通り常設展「神戸大学史展-百年の歩みと展望-」を開催しています。

なお、同じ会場において「山口誓子常設展-神戸大学所蔵遺稿より-」
(神戸大学山口誓子学術振興基金実行委員会主催)も開催中です。

2002(平成14)年10月21日
神戸大学百年史編集委員会
題  名神戸大学史展 --百年の歩みと展望--
主  催神戸大学百年史編集委員会
場  所神戸大学百年記念館1階 展示ホール
(神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学構内)
入場料無料
期  間2002年10月21日(月)~
※常設展示のため期間を設けておりません。
年末年始及び今後予定される特別展とその前後の期間を除いて常時開館の予定。
開  館月曜日~金曜日(祝日を除く) 午前10時~午後4時
問合先神戸大学百年史編集室(078-803-5035)
交通機関阪神電車御影駅、JR六甲道駅あるいは阪急電車六甲駅から神戸市バス36系統(鶴甲団地行き)に乗車し「神大文理農学部前」下車。徒歩3分。
会場風景会場風景

会場風景(2002.10.21)