神戸大学の学生が音楽を制作した日本のサイレントアニメーション6作品が、10月21日から始まる「神戸発掘映画祭2023」で上映されます。ボーカロイドや電子音など、現代のテクノロジーを駆使したサウンドが、100年の時を超えたサイレントアニメーションに新たな彩りを添える、ユニークな企画です。

概要

名称 :
「サイレントアニメーション × 現代のサウンド 〜時を超えた饗宴〜」
上映日時 :
10月21日(土)17:25〜18:25
場所 :
神戸映画資料館(神戸市長田区腕塚町5丁目5番1-201アスタくにづか1番館北棟2階)
入場料 :
無料(当日先着順)
主催 :
神戸映像アーカイブ実行委員会
共催 :
神戸大学大学院人間発達環境学研究科・国際人間科学部発達コミュニティ学科音楽音響制作ゼミ

上映作品(6作品)

『ジラフの首はなぜ長い』How the Giraffe Got His Long Neck

音楽:藤本咲名 (国際人間科学部 4年)
1926年米国オリジナル版(ブレイ・スタジオ)、1929年日本版(横浜シネマ商会)/3分[16fps]/元素材16mm
日本版作画:村田安司

『千鳥の曲』

音楽:村田祥大(国際人間科学部 4年)
1930年代/ 3分[16fps]/元素材9.5mm 作者:森紅

『漫画レヴュー 春』

音楽:豊田佳奈(国際人間科学部 4年)
1931年/10分[16fps]/元素材16mm
横浜シネマ商会 作画:村田安司

『教育お伽漫画 兎と亀』

音楽:東野成美(国際人間科学部 4年)
1924年/6分[16fps]/元素材35mm
ナカジマ活動写真部(文献では北山映画製作所) 作画:山本早苗

『動物オリムピック大会』

音楽:岡田美鈴(国際人間科学部 4年)
1928年/6分[16fps]/元素材16mm 横浜シネマ商会
原案:青地忠三 作画:村田安司

『太郎さんの汽車』

音楽:村松佑美(人間発達環境学研究科 修士2年)
1929年/ 6分[24fps]/元素材16mm 横浜シネマ商会
原案・脚色:青地忠三 作画:村田安司

本企画について

2022年4月より神戸大学国際人間科学部発達コミュニティ学科に発足した音楽音響制作ゼミにおいて、神戸映画資料館の所蔵する貴重な日本のサイレントアニメーション6作品の映像資料の提供を受け、初めて取り組んだものです。

「神戸発掘映画祭」とは

神戸映画資料館が所蔵する映像資料や全国的なフィルムアーカイブのネットワークを活用し、新長田地域の文化行事として2009年から年1回開催しています。

関連リンク

(人間発達環境学研究科)