国立大学法人神戸大学（学長 藤澤正人、以下 神戸大学）、ミズノ株式会社（代表取締役 水野 明人、以下ミズノ）、ミズノスポーツサービス株式会社（代表取締役 薬師寺 洋彰、以下ミズノスポーツサービス）は、神戸大学の特色を活かしたスポーツ活動の場、人材育成の場、そして地域防災に役立つ場となる多目的スポーツ施設の整備を行います。
またこの度、当該施設名称を「KOBE UNIVERSITY SPORTS FIELD」に決定しましたのでお知らせいたします。
神戸大学では学内資産を有効活用し、財務基盤の強化及び課外活動支援等を図る取り組みとして、深江地区青木テニスコートにおいて、多目的スポーツ施設整備及び維持管理運営業務に関する公募を2023年2月に実施し、審査の結果、ミズノスポーツサービスを選定、また事業契約書を2023年9月に締結しました。
本施設整備は、ミズノが多目的スポーツ施設を整備し、完成後、神戸大学が施設の寄附を受けます。また寄附を受けた施設について大学業務に支障のない範囲でミズノスポーツサービスに使用を認め、事業収入により事業費回収を行うとともに維持管理運営業務を実施する負担付寄附による財の循環に資する整備手法となっております。2024年4月1日の開設を目指し、2023年10月より整備を開始しており、事業契約期間は2049年3月までの25年間となります。
当該施設では神戸大学とミズノスポーツサービスが協力し合い、平日昼間は神戸大学の学生・教職員が利用し、一方で平日夜間はミズノスポーツサービス株式会社が一般向け施設利用やスクール、運動プログラム※などで利用するというようなタイムシェアでの運営を行う新しい取り組みを予定しております。このように当該施設を最大限有効活用することで、神戸大学学生の課外活動支援を拡充いたします。また災害時には屋根付き人工芝スペース、駐車場、クラブハウスを利用した一時避難場所や物資の集積場としての機能を有し、地域の指定緊急避難所としての役割を担います。
※ ミズノスポーツサービスが提供する運動プログラム
社会に貢献する「知」「人材」「環境」を創る神戸大学と、より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献することを経営理念に掲げる総合スポーツ用品メーカーのミズノ、ミズノグループ施設運営部門のミズノスポーツサービスが協働し、大学施設として、「神戸大学×ミズノ」による学生・教職員への教育研究環境の向上に資する場であることはもとより、地域への還元の場を目指してまいります。
（財務部財務経営室）