本表彰は、我が国のみならず世界の医療の発展に向けて、医療分野の研究開発の推進に多⼤な貢献をした事例に関して、功績を称えることにより、国⺠の関⼼と理解を深めるとともに、研究者等のインセンティブの向上を目的とし、平成29年2月17日に、内閣総理大臣を本部長とする健康・医療戦略推進本部によって創設され(以下、日本医療研究開発大賞要領より抜粋)、今回、第一回目として全国で9グループの受賞者が選出されました。平成29年12月13日、総理大臣官邸にて授賞式が開催されます。

日本医療研究開発機構 医療分野研究成果展開事業 先端計測分析技術・機器開発プログラム「次世代乳癌スクリーニングのためのマイクロ波散乱場断層イメージングシステムの開発」を推進する、理学研究科 木村建次郎 准教授らの研究グループでは、現在、乳癌検診の世界標準であるX線マンモグラフィの課題を克服する世界最⾼性能の「マイクロ波を用いたマンモグラフィ」を発明、臨床研究にて高い乳癌検出感度を実証し、乳癌早期発⾒による死亡率低減に向けた基礎を築いたことが評価されました。

今後、早期実用化に向けて、産学官の連携のもとに、基礎研究、実用化研究、社会実装を強力に推進し、乳癌で死亡することのない世界の実現に向けて全力で研究開発に取り組みます。

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