数理・データサイエンスセンター、理学研究科 木村建次郎 教授の研究グループおよびIntegral Geometry Science社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業」において、外部有識者によるステージゲート審査が行われ、厳正な審査の結果、採択されました。

近年、地球環境改善にむけた自然エネルギーの効率的な利活用が強く求められています。木村研究グループでは、高エネルギー密度蓄電池の健全性を画像診断で評価する世界初の非破壊イメージングの研究開発、実用化を進めています。この研究開発の発展によって、高エネルギー密度蓄電池の実用化や使用中の蓄電池の健全性の診断に貢献し、一回の充電で神戸-東京間を移動できる電気自動車、一回の充電で一年中使用できるスマートフォン、夏季に太陽発電にて貯めたエネルギーを冬季に使用するなど、木村研究グループでは、自然光から得た電気エネルギーを世界中で安全に運用するクリーンな未来の実現を目指しています。

事業概要

本事業は、再生可能エネルギー分野の重要性に着目し、中小企業等(ベンチャー企業を含む。)が保有している潜在的技術シーズを基にした技術開発を、公募により実施するものです。本事業では、申請テーマに関して、技術や事業化の面での優位性や独自性等の観点から選抜・育成し、事業化を見据えた技術開発支援を行います。

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