神戸大学は、欧州における国際交流の充実を目的として、2010年9月にブリュッセルオフィスを開所し、欧州における学術ネットワーク拡大および本学のプレゼンス向上を目指して、ブリュッセルオフィスを拠点としたシンポジウム、セミナー等を開催してまいりました。吉田健一科学技術イノベーション研究科教授は2014年4月にブリュッセルオフィス所長に就任し、University Informal Liaison Office Network (UnIiON:ブリュッセルオフィスネットワーク) 等を通じた国際共同研究創出や新規協定校の開拓にむけたブリュッセルオフィスの活動を強化してきました。欧州における協定校は141校(2018年11月1日現在)に達し、活発な研究者・学生交流を実施しています。

このたび、2019年2月より吉田ブリュッセルオフィス所長が日本人初のFederation of European Microbiological Societies (FEMS; 欧州微生物学会連合)のAmbassador (大使)に就任することになりました。FEMSは欧州および近隣地域における微生物学の発展を目指し、助成金、学術雑誌の出版、ニュース記事、議会、教育支援などを行う伝統ある国際組織です。吉田所長は今後3年間にわたり、日本と欧州の微生物研究者の交流や共同研究を促進するために尽力することになります。

今後もHORIZON2020等、欧州教育・研究助成金への積極的な参画促進や、欧州協定校との連携など、ブリュッセルオフィス所長のリーダシップのもと、欧州との国際交流の促進と、ブリュッセルオフィスの活動強化を図っていきます。

(右) UnIiON Core Meetingで登壇する吉田ブリュッセルオフィス所長

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